参加されている皆さん、クンダリーニ・ヨガの座学です。クンダリーニ・ヨガへの理解を深めていただけばと思います。
“心”と瞑想 その2
“心”の3つの機能
クンダリーニ・ヨガでは、“心”を3つの基本機能に分けて理解します。これは、“心”というものが単一ではなく、多面的で、状況に応じて異なる動きをするからです。3つに分けることで、より具体的に自分の内側の動きを認識し、コントロールし、成長できるようにします。それはネガティブ・マインド、ポジティブ・マインド、ニュートラル・マインドです。
ネガティブ・マインドは、保護的な役割を担うもので、否定的という意味ではありません。この“心”の働きは、私たちの知性の一部で、周囲の状況に気づき、潜在的な危険を評価する力を与えてくれるものです。非現実的な楽観主義に流されることなく、物事を見極める力です。
心身の健康を守るために何かと距離を置いたり、自己防衛のための行動を取ったりするのがこのマインドです。また、「所属したいという願望」、つまり何かの一部になりたい、自分のアイデンティティを拡張したいという願いと関連しています。
このマインドがバランスの取れた状態では、私たちは直感に耳を傾け、自分を守る選択や決断を自然に行うことができます。
ポジティブ・マインドは拡大的・投影的なマインドです。このマインドは希望に満ち、楽観的で、創造的、かつ遊び心にあふれています。物事の明るい面を見ようとし、新たなチャンスに心を開いています。ポジティブ・マインドがバランスを欠くと、向こう見ずや準備不足、人を疑わずに信じすぎて、簡単に影響を受けてしまうことがあります。軽率な選択で、ネガティブな思考に圧倒されてしまうこともあります。ポジティブ・マインドがバランスよく整う人は、喜びを自然と放ち、磁力のようなエネルギーを持っています。周りの人々を高め、インスピレーションを与えることができます。思いやりがあり、育む力を持ち、謙虚で、楽観的で、知恵にあふれています。
ニュートラル・マインド(瞑想心・中立心)は、瞑想心や直感的な心とも呼ばれます。これは、ネガティブ・マインドとポジティブ・マインドからの入力された情報を評価、統合する働きをします。ニュートラル・マインドは、自分自身と魂の深い記憶へと至る扉を開くものです。このマインドの重要な特質は、奉仕、思いやり、安定、信頼、忠誠心、バランス、英知です。
ニュートラル・マインドは、人に助言や支えを与える能力です。このマインドが弱いと、意思決定が困難になり、人生経験をどう統合すればよいか、そこにどんな意味を見出せばよいのかがわかりにくくなります。直感的な中庸の自己とのつながりを保ち、魂の光に導かれて生きることができます。
これら3つ心の側面は個人により異なった発達をしています。ある人はネガティブ・マインドが強く、ある人はポジティブ・マインドが強く、ニュートラル・マインドが強い人もいます。この3つが強く、バランスの取れた人は最強で、それはとても、啓発された“心”となり、柔軟性、創造性があり、魂を反映しています。
私たちの“心”は三つの側面があります。まず思考は知性から生まれ、最初にネガティブ・マインドを通ります。ここでは「自分にとって不利な点」が示されます。これは人生が生存に基づき、その生存が神性によって与えられているため、まず危険や不利を確認する仕組みなのです。次にポジティブ・マインドが働き、「自分にとって有利な点」を教えてくれます。最後にニュートラル・マインドが「その思考の本質」を示します。ネガティブやポジティブは偏りすぎる可能性がありますが、ニュートラル・マインドは思考をあるがままに捉え、そこから生じる行動は調和を生み出し、苦しみをもたらしません。(May 27, 1981)







