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プラナは生命力を高める

参加されている皆さん、クンダリーニ・ヨガの座学です。クンダリーニ・ヨガへの理解を深めていただけばと思います。

プラナは生命力を高める

◎呼吸にはどのような効果があるか

呼吸法はクンダリーニ・ヨガの中で、最も基本的で重要なテクニックです。呼吸法の習得は次のような効果が期待できます。

 

呼吸は健康を促進し、生命力を高める。

呼吸は感情の範囲や創造性を拡大する。

呼吸は気分、気持ちをコントロールする。

呼吸は集中力を高める。

呼吸は気持ちがつながっている感覚を促進するなどなど・・。

 

◎呼吸法で大切なことはプラナを意識すること

呼吸には酸素などだけではなく、生命力であるプラナが含まれています。呼吸法で大切なことは呼吸を意識的に行うことです。身体的な側面だけではなく、プラナと呼ばれる微細な心身の生命力についても認識することがとても重要です。このプラナを扱うことでヨガの呼吸法をプラナヤーマと言い、プラナ=生命力、プラン=最小単位、ヤマ=拡張の3つの意味が含まれます。

プラナとはサンスクリット語で「生命エネルギー」を意味しますが、微細な生命力であり、原子内エネルギーであり、エネルギーの最小単位、心身の領域における生命エネルギーの動き、符号と言われています。

プラナヤーマはプラナのエネルギーを管理することで、クンダリーニ・ヨガには様々なプラナヤーマのテクニックがあります。呼吸のリズムや深さなどの効果を活用し、健康や意識、感情などの異なった影響を引き出します。

 

◎呼吸には次のような法則があります。

・呼吸の比率と心の状態は切っても切れない関係にある。

・呼吸の速度が遅ければ遅いほど、心をよりコントロールできる。

・心は呼吸に従い、身体は心に従う

心をコントロールするためには呼吸をコントロールすることです。

 

 

 

 

◎プラナには周波数があり、バーユとも言います

プラナには5つの周波数があり、それぞれが、個々のチャクラと関連しています。人間はこれらの周波数を感情として経験します。同時にエネルギーとしての機能も持っています。

この5つの「プラナ」(総称)は異なる周波数や動きにより、プラナ(個別)、アパナ、サマナ、ウダナ、ビィヤナに分けられます。これらを総称して「プラナ」と言います。バーユとも言い、それぞれの「プラナ」には図のように宿るゾーンがあります。これらの「プラナ」が本来あるべきゾーンから外れたり、必要な分量に過不足があった場合に、心身の病気や感情が不調に陥ったりします。

ヨガのポーズや呼吸法は、食事や行動などのテクニックと共に、プラナの自然の流れを再構築し、創るように組み立てられています。この実践を通じて、私たちの心身は健康、静止感覚、柔軟性、自発性、直観などを回復することができ、魂を反映する完璧な楽器となることができます。

古では、ヨガ行者は生徒の呼吸の状態を見て、生徒の病気のあるなしや将来の成功の可能性などを見ていたという話があります。それはミラクルではなく、プラナの動きを見るヨガ行者特有の感受性の強さによるものです。プラナを適切にコントロールすることで、ムードを変えたり、精神力を拡張することができるようになります。

なお、プラナはクンダリーニではありません。クンダリーニは魂の放射物であり、魂エネルギーの解放です。また、ヒーリングとはプラナを再調整することを言います。

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